坐骨神経痛を少し詳しく書き、更には治療の基本的なことについて少し詳しく書いていこうと思います。
坐骨神経痛は、医学的には未だ原因の85%が不明です。残りの15%は、
他の症状からの併発です。
これからは、今までの経験からの個人的な感想ですが、私が診てきた坐骨神経痛の方は、
身体に左右差がある方が多いです。
例えば歩く時に片方の足だけ地面を蹴る力が弱いとか、車の運転で重心が偏っているとか、
座っている時でも重心が偏っていたりバランスが悪いということですね。
偏っている理由としては、以前の捻挫が原因になっている場合や傾いた姿勢が癖になっている等です。
そのような姿勢の癖がある方々の坐骨神経痛の治療は、なかなか短期間では難しいものがあります。
どうしても、普段の生活で癖が出てきてしまうからです。
しかし、意識することによってその癖もましになっていきます。
普段からこのブログで呼びかけているように、身体の動かし方を意識するということは、どのような治療でも
1番重要なことですし、1番基本的なことでもあります。
自分の身体がどう動いているか知らない、自分の癖を知らない、自分の立ち方を
知らないということは、やはり不調の大きな原因になるのです。
そして、自分の身体を知るということをしないと、身体だけ技術で治しても、
すぐ元どおりです。
まずは自分の身体の癖を知り、
それを治すという意識をすること。
そこから始めてみましょう。